頭痛対策ラボラトリー

私は幼い頃からの頭痛持ちです。頭痛の辛さ、大変さは、なった人にしかわかりません。このブログでは今まで私が体験して来た事や、試してきた療法等について書き綴っていきたいと思います。また、少しでも頭痛に悩む方のお役に立てればと思っています。

そもそもなぜ頭が”痛い”のでしょうか

【頭痛の分類と種類】

 

 

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頭痛で悩まれている方ならすでにご存知か

もしれませんが、頭痛には他の病気を伴わ

 

ない「一次性頭痛」と、くも膜下出血や脳

内出血、脳腫瘍等、何らかの病気が原因で

 

起こる「二次性頭痛」があります。当ブロ

グは「一次性頭痛」について取り上げてい

 

ます。「二次性頭痛」が疑われる方は直ち

に病院に急行して下さい。(今までに経験

 

のない痛み、シビれやしゃべりにくい等の

症状は「二次性頭痛」の典型的なサインで

す。)

 

一次性頭痛は「緊張型頭痛」「偏頭痛(片

頭痛)」「群発頭痛」に分類され、痛み方

 

や痛む部位がそれぞれ違いますが、筋肉の

緊張、血管の膨張、炎症等により「みの

 

」が作られ、その物質が脳の中の「

」に伝わり「頭が痛い!」と感じると言

 

う点では全て共通です。しかし共通だから

といって全て同じ対処法というわけにいか

 

ないのが頭痛の厄介なところです。そこで

自分はどのタイプの頭痛なのかを知ること

 

が先決なのですが、大きく分類するとこう

なります。

 

*緊張型頭痛*

 

ギューッと締め付けられるような、長く継

続的な痛みが特徴。 しかし何も対処せずそ

 

のままにしておくとどんどん痛みが強くな

り、キンズキンと波打つような痛みに変

 

わってきて、最終的には吐き気や嘔吐等を

ともなう場合もあります(体験に基づきま

 

す)。主な原因は長時間同じ姿勢(特に”前

かがみ”)の姿勢を続けた事による肩や首の

 

こり、精神的ストレスだと言われています。

よく本やウェブページには「緊張型頭痛」

 

は吐き気や嘔吐には至らないと書いてあり

ますが、私にしてみますとその情報は誤り

 

です。「緊張型頭痛」でも「痛み」をただ

我慢するだけで放置しておくと、どんどん

 

「痛み」が増していき、「痛みが更に痛み

を呼ぶ」という負の連鎖が起こり、最終的

 

にはその痛みの物質が体を傷めつけ、胃腸

の働きが悪くなり嘔吐してしまうという事

もあるのです。

 

*偏頭痛*

 

主にこめかみや目の奥あたりがズキンズキ

、ガンガンと脈打つように激しく痛み、

 

立つのはおろか真っ直ぐ座ってもいられな

いような状態になります。吐き気、嘔吐を

 

伴う場合も大変多いです(体験に基づきま

す)。原因は頭の中の血管が何らかの原因

 

(ここが一番知りたいのですがまだよくわ

かっていないようです)で膨張し、周りの

 

神経を圧迫する事にあると考えられていま

す。また、偏頭痛には”前兆”のあるものが

 

20~30%あり、光が眩しく感じたり、

”ギザギザの虹”が視界に現れたりします(

 

閃輝暗点(せんきあんてん)という症状

です。後述します)。

 

群発頭痛

 

主に20~40代の男性に多く見られ、

のたうちまわるほど」「目がえぐられる

 

うな」痛みがある期間に集中するのが特

徴です。痛みは1~2ヶ月続き、あまりの

 

痛さに壁に頭をガンガンぶつけたり、もっ

と極端な場合は痛みに耐えられず自殺して

 

しまう事もある程です。原因は目の奥にあ

る血管の拡張ですが、なぜ拡張するかはま

 

だ解明されていません。一説では気圧の変

化やアルコールの摂取が「引き金」になる

 

と言われています。なんだか書いているだ

けでつられて頭痛くなりそうですが、皆様

 

はどのタイプでしょうか?ちなみに私は「

緊張型頭痛」と「偏頭痛」のハイブリッド

 

です(笑)。加えて私は偏頭痛時、「閃輝

暗点」という症状にも見舞われます。

 

閃輝暗点という名の前兆】

 

ここで「閃輝暗点」について説明しますと

最初視界の焦点の辺りの見え方に違和感を

 

覚え(例えばテレビに映る人の顔の一部が

欠けて見えたり)、次に小さな虹がチラチ

 

ラと視界の端の方や時には真ん中辺りに現

れ、時間と共に大きくなっていきます。例

 

えるならスマホやテレビの画面に水が付き、

それを拭いた時水分がまだ画面に残ってい

 

ると虹色に反射しますよね。あんな感じで

す(わかりにくいですね)。そしてその

 

”虹”は徐々に薄くなり30分もすれば消え

るんですが、その頃から目の奥が怒涛のご

 

とく痛み出し、何も手に付かない程になり

ます。その時は最短でも半日、長い時で一

 

日棒にふってしまいます。本当にもったい

ないです。なので私なりの対処法として視

 

界に違和感を覚えた時点で鎮痛剤(市販)

 

を飲む事にしています。効果はかなりあり

ます。痛みが半分以下になります。

 

最初にこの「閃輝暗点」の症状が続いた時

、目がおかしいのかと思って眼科にかかり

 

ました。検査の結果「目の中はきれいです

緑内障の心配もありません。これは目に

 

原因があるのではなく、その奥の血管もし

くは神経の問題です。重篤な症例は稀です

 

が心配なら一度脳外科を受診して下さい。

」と言われました。

 

【痛みの正体が明らかに】 

 

「頭痛」に話を戻しますが、「頭痛」のメ

カニズムはここ数年でどんどん解明が進み

 

、「視床」が非常に重要である事がわかっ

てきました。そして「頭痛は予防する事が

 

できる」という事もわかってきたのです。

これは頭痛に苦しむ人には朗報だと思いま

 

す。頭痛が頻繁に続くという事は「痛みの

物質」が「視床」を何度も刺激するという

 

事。その「視床」は刺激を受け続ける事で

ボロボロに傷つき、最終的には「痛みの物

 

質」が来ていない、もしくは少しの刺激で

も「とても痛い」という信号を脳に伝えて

 

しまうのです。これが慢性頭痛の正体なの

です。「なんで自分はこんなにしょっちゅ

 

う頭が痛くなるんだろう?」と思った事は

ありませんか?もちろん私もそうでした。

 

。私の場合、今でも頭痛が起こる事はあり

ますが長年で身に付けて来た対処法に加え

 

て最近明らかになって来た対処法を取り入

れる事で随分と楽に凌げるようになりまし

 

た。その方法としては

 

・ストレッチ

・薬を飲むタイミング

・頭痛体操(日本頭痛学会推奨)

・ツボ療法

・整体(カイロプラクティック

・鍼治療

・お灸

 

等がありますが私が主に行なっているのは

上の4つです。お分かりいただけるでしょ

 

うか?全てが「予防」「早期対処」になっ

てます。

 

 

【まとめです】

 

*頭痛は「一次性頭痛」と「二次性頭痛」

 に分類される。

*頭痛は「緊張型頭痛」「偏頭痛」「群

 発頭痛」があり、痛む部位や痛み方が

 それぞれ違う。

*痛みの正体は「視床」への痛み物質の

 伝達。

*「視床」が何度も刺激を受けるとやが

 てそのダメージが蓄積され痛みの物質

 が伝達されなくても「痛み」の信号を

 脳に伝えてしまう。

*「予防」「早期対処」を行う事で楽に

 凌げるようになる。

 

 個々の予防法についてはこれから追々書

いて行きたいと思います。

 

本日も最後までお読み頂きましてありが

とうございました。